1. Home
  2. Trend
  3. 同棲中の彼とのセックスレスに悩んでいます…【解決しない恋愛相談室】

同棲中の彼とのセックスレスに悩んでいます…【解決しない恋愛相談室】

解決しない恋愛相談室

3,283

momoyama_top

イラスト/須山奈津希

恋バナ収集ユニット「桃山商事」が、グリッティ読者たちのリアルな恋の悩みに答えます。

スパッと解決! とはいかないけど、ちょっとすっきりして前向きになれるゆる〜い恋愛相談室

さて、今日のお悩みは?

file. 21

学生のころから8年付き合っている彼がいます。3年前から同棲しはじめて、ここ2年くらい体の関係がありません。彼とは家族のような関係になっていて、日常生活をしていてドキドキしたりすることはほとんどなし。彼も同じ気持ちなようで、レスについても「もう家族みたいな存在だから…」と言われます。
彼と一緒にいると落ちつくし、ゆくゆくは結婚したいと思っていますが、そこだけが不安です。どうしたらいいのでしょうか?(Sさん / 会社員 / 27歳)

編集T

セックスレスかぁ…。最近、私のまわりでも悩んでいる人、多いんですよね。

清田代表

桃山商事でもこの悩みはよく聞くし、渡辺ペコさんの『1122(いいふうふ)』やハルノ晴さんの『あなたがしてくれなくても』など、セックスレスをテーマにした漫画も話題になっている。最近も雑誌の取材でレスについて考える企画が2回重なったし…それだけ悩みを抱えている人が多いってことだよね。

編集T

そうですね。

清田代表

Sさんはきっと「いまですらこうなんだから、もう一生セックスできないのかも…」って気持ちがあるわけだよね。
そこには「子どもを作れないんじゃないか?」っていう気持ちだったり、彼にドキドキできない自分に対する寂しさだったり、「もう女として見られていないのかも」っていう悲しみだったり、いろんな不安が混ざっているんだと思う。

清田代表

それから「もうあのときめきや快感を味わえないのかも」という不安もあるかもしれない。結婚というのは一種の独占契約みたいなものだから、ルール上はほかの人とセックスしちゃいけないって決まりがあるわけで…。

編集T

うーん…。

清田代表

これは『1122』の主題にもなっているテーマだけど、セックスレスって、どちらかというと女性の方がむずかしい問題のように感じる。たとえば女性がセックスを外に求めようとしたとき、男性以上にリスクが伴うでしょ。妊娠のリスクもあるし(もっとも、これは男性も同じはずなんだけど…どうしても女性側に負担が偏ってしまう)、体格差ゆえ「殺されるかもしれない」「暴力を振るわれるかもしれない」っていう恐怖も付きまとう。そういう可能性があるなか、性的な欲求の解消を外に求めるのはなかなかむずかしいよね。

清田代表

それと「規範意識」の問題もあると思う。世のなか的に、なぜか男性の浮気よりも女性の浮気の方が罪深いと捉えられる傾向があるんだよね。

編集T

たしかに、芸能人のスキャンダルとかでも女性の浮気の方が叩かれているイメージある…。

清田代表

そうだよね。そういう背景もあってか「浮気をしちゃいけない」「浮気はしたくない」って気持ちを持っている女性は、男性に比べて相当多いような気がします。

清田代表

もちろん「心の安定は付き合っている人に求めて、ときめきは外注」みたいに、リスク管理をしてやりくりしている人もなかにはいると思うし、それはそれでひとつの手なのかもしれない。でもSさんの場合、こういう悩みを持っていることから想像すると、そういうタイプじゃないんじゃないかな。

編集T

うんうん。心の安定もときめきも、付き合っている彼からもらいたいわけですよね。

清田代表

想像するに、いま彼女の前には選択肢として大きくふたつの道が見えているんだと思う。ひとつは彼との結婚を選んでセックスを諦める道、もうひとつはセックスをとって彼との関係を諦めるという道…。

編集T

究極の2択だな…。

清田代表

これを決断するのはすごくむずかしいよね。8年も付き合っていて、彼といると落ち着くし結婚もしたいと思っているわけで、そんな人を失うのは絶対に怖い。でも、安心の道を選ぶとセックスのない人生が待っているかもしれない…。本当に究極だと思う。

編集T

彼と別れる道を選んだとしても、また新しい彼と長く付き合っていったら同じ問題が出てくる可能性もありますもんね。そもそもどうして嫌いになったわけじゃないのに、セックスレスになっちゃうんでしょうか?

清田代表

もちろんそれぞれのカップルによってケースバイケースだとは思うけど、基本的にセックスは減っていくのが自然なんじゃないかと思わなくもない…。

編集T

そうなんですか?

清田代表

たとえば、Sさんは同棲しているということだけど、日常生活を一緒に送っていれば、セックスの優先順位ってどうしても下がっていくでしょ。「その日絶対にしなきゃいけないもの」ではなくなるわけで。
「明日は朝早いから…」「今日は疲れてるから…」みたいな理由で先送りにされるケースが増えてくる。そんなこんなを繰り返すうちになんとなく減っていった…みたいなことはどの家庭にもありえることなんじゃないかな。

清田代表

それから働いていると「録画したドラマを観たい」とか「仕事を片付けてから寝たい」とか「お酒を飲みたい」とか、やりたいことを限られた時間のなかでやりくりしていかなきゃいけないわけで…。
日常や仕事に押されてセックスのプライオリティが下がっていくのは、ある意味で自然なことだと思うんですよ。

編集T

そっか〜。

清田代表

でも、もし「もうこの人とセックスしたくない!」という積極的な気持ちがあるわけじゃなくて、なんとなくしなくなったのであれば活路は見出せるかなと。

編集T

おお! ぜひ教えてください。

清田代表

まず提案したいのが、スケジューリングをすること

編集T

それってつまり、セックスする日を決めるってことですか?

清田代表

そうそう。セックスする日を決めて、その日に向けてお互い体調とかテンションを自分で調整していく。ガチガチに決める必要はなくて気乗りしないなら日を改めてもいいと思うけど、基本的に日を決めておく。
刺激に任せたセックスがひと段落してしまったカップルや夫婦には、ひとつの解決策としておすすめかもしれません。

編集T

ほう。

清田代表

あとはやっぱり、「なぜセックスがないことが不安なのか」をより具体的に考えることが大事かな。
不安の正体が分かれば、彼に不安を伝えることができる。伝えたところですぐに解決できるかどうかは分からないけど、「こういう問題があるから話し合ってみませんか?」って提案して、ふたりで話し合うことはできると思うんだよね。

編集T

問題の解決はわきに置いておいて、まずは不安の正体を突き止める必要があるんですね!

清田代表

「セックス = 愛情のバロメータ」だと考えているからセックスがないと愛情が感じられないとか、「子どもはどうするの?」って不安に思っているとか、ドキドキしたいのか、単純に快感を得たいのか…。一言でセックスレスと言っても、不安の正体は人によっていろいろあるから、まずは不安の解消からやっていくのがいいと思う。

編集T

なるほど。

清田代表

もし、セックスを愛情のバロメータだと考えていて、セックスそのものというより「愛されている実感」が欲しいというケースであれば、セックス以外の愛情表現も増やしていくことで不安は緩和されると思うし、妊娠のためにセックスレスに悩んでいるのであれば、タイミングを合わせるとか、妊活としてのセックスの方法もいろいろあるんじゃないかと思う。究極的な手段としては体外受精っていう選択肢もあるわけで。

清田代表

セックスがないことに寂しさを感じていて「もっとスキンシップが取りたい」っていうケースなら、たとえセックスじゃなくても、マッサージするとかくっついて寝るとかでも十分満たされる場合もあるはず。

編集T

そっか! 原因が分かれば改善できることもあるわけですね。

清田代表

あとはひとつの手段として、多くの男性たちがしているように「自分でする」っていう方法もあるよね。「セルフプレジャー(自分で自分を満足させること)」なんて呼び方もあるように、誰にも邪魔されずタダで手っ取り早く快感や興奮を手に入れられると考えたら、「自分でする」って選択肢は持っておいて損はないような気がします。

編集T

私がセックスレスの人からよく聞くのが「ドキドキしたい」「ときめきたい」って悩みなのですが、その場合はどうしたら?

清田代表

それはめっちゃ切実な問題だよね…。だから「これが正解」ってのはわからないんだけど、個人的には、配偶者に永遠のドキドキを求めるのってある種のファンタジーみたいなものだと思うんですよ。

編集T

えっ、そうなんですか?

清田代表

「好きじゃなくなる」とか「どんな恋も3年で冷める」とかそういう類の話をしたいわけじゃないんだけど、理屈で考えると安心したり安定したりすることと、ドキドキしたりときめいたりすることって、完全に逆を向いてるよね。安心というのは「予測ができる」とか「保障されている」という状態から生まれる感覚だけど、ドキドキというのはむしろ不安定さや予測できなさが生み出す感覚なわけで…。

編集T

そう言われるとたしかに…。

清田代表

そりゃできたら理想だけど、安心もドキドキも性の快楽も、オールインワンでずっとひとりの人に求めるのは、現実的にはほとんど不可能なんじゃないかなって個人的には考えていて。

編集T

うわ~なんかちょっとショック…。

清田代表

たしかにロマンのない考えかたではある。もっとも、ケンカしたりして安心や安定が崩れたときに、ドキドキが戻ってくる可能性はあるし、スパイスを意図的に作り出すこともできるとは思う。

清田代表

前に「夫婦でハプニングバーに通っている」って人たちを取材したことがあるんだけど、その人たちはパートナーが別の人とセックスしている様子を目撃し、意図的に嫉妬心を発生させていた。その気持ちを家に持ち帰って燃えるようなセックスをするみたい。
すごい話だけど、ある意味で理にかなった事例のひとつだとは思う。でもそれは究極の方法で、よほどの猛者にしかできないだろうけど…(笑)。

編集T

猛者…(笑)!

清田代表

となるとやはり、ときめきはうまく外注しながら摂取していくのが現実的なんじゃないかな。ときめきを向ける対象は何も実在する人じゃなくてもよくて、たとえば小説や映画の登場人物にドキドキするとか、好きなブランドのInstagramを見て洋服にときめくとかでも全然ありだと思う。

清田代表

あと、王道なのは誰かのファンになるって方法だよね。アイドルでもいいし、気になる店員さんを見つけるとか、会社のあの人がかっこいい! とか。自分のなかで線引きさえできていれば問題じゃないと思うんだよね。

編集T

たしかに、かっこいい店員さんとか会社の同僚とか見てキャーキャー言ってても、何も問題ないですもんね!

清田代表

もし「セックスさえしなければ浮気じゃない」と思えるのであれば、昔好きだった人や元彼とご飯に行くとかもありかもしれない。進展させてはいけないってブレーキが妙なエネルギーになって、やきもきした状態が心のときめきにつながったりする可能性も…。

清田代表

とにかく仕事でもいいし趣味でもいいし、「ときめきたい」「ドキドキしたい」っていう人は自分が何にドキドキするのかを開発していくといいと思う。

編集T

はい!

清田代表

スケジューリングをすること、スキンシップをすること、ドキドキを外注すること、自分で満たすこと…。いろいろ提案したけど、とにかくまずは「なぜセックスがないと不安なのか」分からなさを解明していくことから始めてみるのはいかがでしょうか? 長くなっちゃったけど…少しでも役に立てることを祈ってます!

「解決しない恋愛相談室」では、みんなの恋愛相談を絶賛受付中! 相談はこちらから。

momoyama_shoji

桃山商事
恋バナ収集ユニット。中心メンバーは清田隆之(代表)、森田雄飛(専務)、ワッコ(係長)の3人。2001年結成以来、男女1,000人以上から収集した恋バナをコラムやラジオで紹介している。著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)や『生き抜くための恋愛相談』(イースト・プレス)がある。
WEBサイト/桃山商事 Twitter/@momoyama_radio

>>連載「解決しない恋愛相談室」をもっと読む

GLITTY編集部

  • facebook
  • twitter
  • hatena

    Ranking

    1. デート中にも潜むデリケートゾーン問題。私がもじもじしていた本当のワケ

    2. 女子のアソコは5つのタイプに分けられる

    3. もしかしてできたかも...? 生理前にあらわれる「妊娠超初期」のサイン

    4. 付き合ったらどうなる? あなたの恋愛タイプを診断

    5. オナラじゃないのにオナラみたいな音が出る...。おなかが変なの? #オネエ調べ

    6. バレてた。男子が感じる女子のデリケートゾーン問題

    7. つまむ、それだけ。じつは簡単だった鼻を高くする方法

    8. 男子が知らない女子のパンツ問題。デートも旅行も心配だから

    9. 挿入時間の平均は5分4秒。正しいセックスの長さなんて存在しない

    10. イテテ...。生理痛で眠れない夜は、膝を抱えると良いみたい

    1. デート中にも潜むデリケートゾーン問題。私がもじもじしていた本当のワケ

    2. 女子のアソコは5つのタイプに分けられる

    3. もしかしてできたかも...? 生理前にあらわれる「妊娠超初期」のサイン

    4. 付き合ったらどうなる? あなたの恋愛タイプを診断

    5. オナラじゃないのにオナラみたいな音が出る...。おなかが変なの? #オネエ調べ

    6. つまむ、それだけ。じつは簡単だった鼻を高くする方法

    7. バレてた。男子が感じる女子のデリケートゾーン問題

    8. 男子が知らない女子のパンツ問題。デートも旅行も心配だから

    9. 挿入時間の平均は5分4秒。正しいセックスの長さなんて存在しない

    10. オトナのための性教育。ヴァギナやセックスのあれこれわかるPussypedia

    1. 女子のアソコは5つのタイプに分けられる

    2. デート中にも潜むデリケートゾーン問題。私がもじもじしていた本当のワケ

    3. 付き合ったらどうなる? あなたの恋愛タイプを診断

    4. もしかしてできたかも...? 生理前にあらわれる「妊娠超初期」のサイン

    5. エマ・ワトソン「フェミニストだって胸はある」きれいでいて良いし、男性を好きになっても良い

    6. つまむ、それだけ。じつは簡単だった鼻を高くする方法

    7. オナラじゃないのにオナラみたいな音が出る...。おなかが変なの? #オネエ調べ

    8. 男子が知らない女子のパンツ問題。デートも旅行も心配だから

    9. 挿入時間の平均は5分4秒。正しいセックスの長さなんて存在しない

    10. オトナのための性教育。ヴァギナやセックスのあれこれわかるPussypedia