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生理がタブーなインドで、女性のためにナプキンを作った男性がいた

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12月7日に日本公開となった映画『パッドマン 5億人の女性を救った男

「パッドマン」というタイトルを初めて見たとき、初めは「バットマン」だと勘違いしてしまいました。

インドの女性のために生理用品を作った「パッドマン」

『パッドマン』の副題は、「5億人の女性を救った男」。この副題がまったく誇張ではないところがすごいのです。

本作のモデルとなったのは、インドの片田舎で、廉価で衛生的な生理用ナプキン(パッド)を作ることに成功したムルガナンダムさん

彼が作ったナプキンを使う貧しい女性たちは、彼の発明した機械を使ってナプキンの製造もするようになります。こうして多くの女性に生理用品と仕事が提供されることになったのです。

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ずっと昔の話かと思いきや、1990年代終わりごろの話。たった20年ぐらい前なのに、ちゃんとしたナプキンがなかったのでしょうか。

いいえ、ナプキンがなかったのではなく、インドの貧しい家の女性には手がでない値段だったのです(!)。

だから、ナプキン代わりに不衛生な布切れなどを使うしかなくて、健康を害する女性もあとを絶ちませんでした。

生理処置のためにボロ切れをためていた妻を見て、自分がナプキンを作る! と決心した主人公に思わず拍手を送りたくなります。

21世紀でもまだある「生理 = 穢れ」という考えかた

本作のもとになった短編「The Sanitary Man of Sacred Land」を書いたのは、トゥインクル・カンナーさん

『パッドマン』のプロデューサーでもあり、主演男優アクシャイ・クマールさんの妻でもあります。

生理について話すことはタブーであるインドで、「生理の映画なんて誰が観るんだ」と言われ、製作資金集めに苦労したことを、「india.com」で打ち明けました。

また、著作や映画、非営利団体を通じて女性の健康向上に努めるカンナーさんは、インドでは生理のために思春期の女子生徒の2割が学校を辞めること、12歳の少女が経血で制服を汚して教師に怒られ自殺した南インドの事件などに触れ、人びとの意識を変えていかなければならないと言います。

彼女のインタビューを読んでいて、「chhaupadi(チャウパディ)」という、不浄だからと生理中の女性を隔離するネパールの習慣があるのを思い出しました。

21世紀とはいえ、まだまだ生理に対する偏見は残っている地域があるんです。そんな環境で育てられれば、女性は自分が穢れた存在のように感じずにはいられないでしょう。

日本のスーパーでの気配りに疑問をもつことも…

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写真/gettyimages

そういえば、日本に里帰りしたときに近所のスーパーでナプキンを買ったら、まず灰色のビニール袋に入れて、それをまた白いスーパーの袋にと、袋を二重にしてくれたことがありました。

ちなみに、いま住んでいるアメリカでそんなことは一度もありません。

なぜ灰色の袋に? ナプキンという中身がわからないようため? 他人にわかってしまうと恥ずかしいから? それは恥ずかしいことなの?

でも、わたしはまったく恥ずかしくないんですけど。

多分お店の規則で、気配りなんだろうなと思いつつも、「生理 = 恥ずかしいこと」を見せつけられたようで、違和感を感じたことを思い出しました。

すごく恵まれている日本人。それって例外なのかも

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写真/gettyimages

海外の生理状況を知ると、日本に住む女性がいかに恵まれているかを痛感します。

種類もサイズもさまざまなナプキンほか生理用品が安価ですぐにどこででも手に入る。それが当たり前だと思っていたけれど、世界的に見たらむしろ例外なのかもしれません。

生理は、排泄や睡眠と同じように人間の生理現象のひとつなのに、不浄やタブーとして扱われている社会がある。そして、状況を良くするために声を上げられない女性たちがいる。

そんな社会にひとりで立ち向かった『パッドマン』。

女性はもちろん、夫、兄弟、父として女性にかかわる男性たちにもぜひ観てもらいたいです。

生理をタブー視せず語ることが偏見をなくし、世界中の女性の尊厳と健康をもっと向上させてゆく一歩になると思うから。

パッドマン 5億人の女性を救った男

12月7日(金)TOHOシネマズ シャンテ他 全国公開

配給:ソニー・ピクチャーズ

india.com, The Guardian, Forbes

ぬえよしこ

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