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クリスマス嫌いの僕が、ひとりじゃないと思えた夜

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写真/gettyimages

「クリスマス」と聞いて、何を思い浮かべるだろう。

サンタ、ツリー、オーナメントに、靴下。

もしくは、初めての恋人と過ごした聖夜や、暖房の効いたオフィスで残業した思い出だろうか。

グリッティでは、クリスマスまでの6日間、6人のライターによるさまざまなクリスマスの物語をご紹介します。

拝啓、サンタクロース様。

今年もわたしは、ひとりですか。

***

この季節になると、ひとり身はどうも居心地が悪い

街を彩るイルミネーションのきらめきとあたたかさは、しあわせな彼ら彼女らだけのものだと思えてくる。

浴びてはいけない光のようにイルミネーションを避け、そそくさと家路につかねばならないし、テレビをつけても、SNSを眺めても、聖なる感じを目にする始末だ。

なんならこの時期、物理的にも寒い。せめて暑くあってくれよ。

夏にでもやってくれ。切なさが増すだろうが。オーストラリアを見習えよ。汗かこうぜ。短パンでいこうぜ。

なにがクリスマスだ。そもそも、キリストの誕生日だろう。百歩譲って、本来は家族で過ごす日だろう。

昔の僕は、こんな具合になじっていた。

世間的なクリスマスを過ごした最初で最後の一夜

男子高だった僕は、大学に入ってはじめて彼女ができた。

まったくの世間知らずだった僕は、年上でスレンダーで人脈が広く世界を知っている彼女が、とても大人びて魅力的に見えたものだ。

そんな彼女も最近結婚したみたいだが、僕は当時まあまあに熱を入れていた。

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写真/gettyimages

19歳のころ。

はじめて、彼女とクリスマスを迎えることになった。

正直、戸惑った。

いままで家族や友人と過ごしてきたわけだから、いきなりそんな大人な彼女をよろこばせることなどできるわけがないと思った。

彼女のいる友人がいれば、どんなクリスマスを過ごすのか、プレゼントや渡すタイミングなど、ひたすらに聞いてまわった。

クリスマス当日、背伸びして予約した、恵比寿ガーデンプレイスの上層階のレストランで食事をし、果たしてサプライズになっただろうか、気合いのこもったプレゼントを渡した。

なにを渡したのかは、照れくさいのか、がむしゃらだったのか、記憶から消えている。

ああ、やっと終わった

内心そう思った。

はじめて彼女と過ごしたクリスマスは、正直あまり生きた心地がしなかった

いわゆるまっとうに恋人と世間的なクリスマスを過ごしたのは、これが最初で最後だ。

クリスマスの時期に彼女がいないのも相まって、ひとりで過ごすことが多く、冒頭のように、すっかりクリスマス嫌いになっていた。

クリスマスには愛がある。そう気付かせてくれた女の子

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写真/gettyimages

でも、いまはそうではない。

そのきっかけとなったのが、社会人になって、地元で出会った女の子だった。

僕が仕事で疲れていれば「お仕事がんばってね」と、似顔絵とメッセージ付きのお菓子をくれる健気な子だ。

ある年のクリスマス、彼女の誘いで横浜にデートをしに行くことになった。

付き合っているわけでもなく、たださみしさを紛らわしたいと、そんな気持ちもあった。

帰りがけに彼女は、駅のロッカーに忍ばせておいたプレゼントを照れくさそうに渡してくれた。

一方の僕はプレゼントの準備などなく、ただありがとうと言い、彼女は改札の奥へと消えていった。

結局その彼女とは、付き合うことはなかった。

でもその年のクリスマスは、僕に愛を気付かせてくれた

***

世のなかは、たくさんの、そしていろんな形の愛であふれている。

たとえひとりであっても、しあわせそうなカップルを見るたびに微笑ましく思ってしまう。このふたりはどのようにして出会い、そして結ばれたのだろう、と。

クリスマス。

いまの僕にとっては、だれかを愛するのではなく、世のなかにあふれる愛を想う日だ。いつか、だれかを愛せる日にそなえて

ハッピークリスマスでなかろうが、忌み嫌う必要はない。ただあなたの1日を過ごせばいい。

世界の愛は、きっとあなたにつながっているはずだから。

サンタクロースは言いました。

Merry Christmas, my dear.

ひとりなんかじゃないよ

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清水 哲

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