「セクシーな下着を着ていたせい」なんてありえない! 理不尽なレイプ裁判に女性たちが団結
アイルランドでレイプ事件が起こりました。
その裁判で、27歳男性被告の弁護士が、17歳の被害者女性の下着を提示し、陪審員たちに「(原告の)着ていた下着を見てください。前面がレースのTバック下着だったんですよ」と発言。
レイプが起こったのは被害者のせいだったことをほのめかしました。
結果、判決は被告無罪。
信じられません!
街角で、SNSで、裁判をめぐる議論炸裂
アイルランド国会ではルース・コッピンガー議員が、レイプを被害者のせいにする被告弁護団の姿勢を批判。
そして、激怒したアイルランドの女性たち、そして男性たちも加わってプロテストが勃発しています。
「This is not consent」、つまり「これ(セクシー下着)を着ているからといって、性行為に合意しているわけではない」が合言葉。
SNSでも「#thisisnotconsent」のハッシュタグで、下着、ひいては服装とレイプを結びつけて被害者のせいにする発想や、レイプ裁判のやりかたそのものに、次々と批判や疑問の声が上がっています。
下着選びは誰のため?
下着は自分のため、自分が好きなものを選ぶだけなのに(そりゃ、相手のためにセクシー下着を選ぶときもあるけれど、それはレイプとはまったく別次元の話です)。
Remember when shopping for your pants that you are choosing whether you want to be raped or not girls!!! #ThisIsNotConsentpic.twitter.com/kMZweDpsd3
— Chloe (@wootton_chloe) 2018年11月16日
これは、イギリスのクロエさんがツイートしたイラストです。
「女性のせい」になる下着と、「男性のせい」になる下着とが区別された下着売り場。
レイプされて裁判になったら…という前提で下着を選ぶなんて、まったく笑えない、恐ろしい状況を想定しています。
30年前の映画と同じ状況。世界は良くなっているの?
今回のニュースで思い出したのが、1988年のアメリカ映画『告発の行方』でした。
ジョディ・フォスター演じるレイプ被害者にとって同じような判決が出されていたのです。
実話にヒントを得て問題を提起した30年前のこの映画。
アメリカの状況が良くなっているのかどうかは分かりませんが、アイルランドではこの映画と同じことがいま起こっている。
そして、悲しいけれど、たぶん世界のあちこちでも…。
30年前にはなかったSNSというツールを駆使して、団結した女性たちは声をあげています。
写真/gettyimages
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