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彼氏がモラハラ気質。今後変わる可能性はある?【解決しない恋愛相談室】

解決しない恋愛相談室

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イラスト/須山奈津希

恋バナ収集ユニット「桃山商事」が、グリッティ読者たちのリアルな恋の悩みに答えます。

スパッと解決! とはいかないけど、ちょっとすっきりして前向きになれるゆる〜い恋愛相談室

さて、今日のお悩みは?

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彼氏がモラハラ気質…。「家事は女の仕事でしょ」と平気な顔で言うし、同棲を考えて家探しをしているときには「俺が会社まで1本で行ける路線がいいな」と自分中心です。3年付き合っていますが、ひどいことをされても謝られるとつい許してしまいます。彼とは近いうちに同棲をする予定なのですが、一緒に住み始めたら今後変わってくれるものでしょうか。(Kさん / 24歳 / 編集)

清田代表

これはちょっとヤバみのある案件だね…。「家事は女の仕事でしょ?」ってセリフもそうだし、彼のなかには「俺は上、おまえは下」っていう上下の構図がすでにできあがっている感もある。

編集T

じつはこのKさん、私の知り合いなんですけど、彼に「シャツにアイロンをかけてくれないなら、泊まりに行かない」とかも言われたりするらしいです…。

清田代表

うわっ、それはひどいね。「アイロンかけてくれるなら会ってあげてもいいよ」っていうのも、アイロンがけが“俺に会える代金”になってしまっているけど、本来は恋人関係ってそういうものじゃないわけで。

編集T

そうですよねー。彼女のこと何だと思っているんだろう。

清田代表

正直に言えば、「危険だからいますぐ別れて!」というのが個人的な意見です。ただ、同棲を始めたら変わってくれるかもという期待があるわけで、彼女の気持ちはいったん考えてみる必要があると思います。

編集T

なるほど。関係を続けたいという気持ちもあるわけですもんね。

清田代表

まず、基本的に苦しい状態にいると、ちょっとした「ありがとう」や「ごめん」といった言葉が響いてしまう、という要因があると思う。単にマイナスの状態が少し回復したり、良くてゼロに戻ったというだけなのに、なぜかプラスに感じられてしまうことってよくあるでしょ。

清田代表

不機嫌になられたりイヤなことを言われたり、普段苦しい思いをしている分、彼が笑ってくれたり機嫌良くなってくれたりすることが謎にプラスの状態になっているのかも。

編集T

なんか分かる気がします。普段イヤなやつがやさしい一面見せると、グッとくるのにも近いのかな?

清田代表

不良が犬を拾ったとか、DV彼氏が直後にやさしくなるとかもそうだよね。普段暴力を受けてても「ごめん。本当は愛してるんだ」と言われると、「やっぱり好きかも」という心境になってしまったり。

編集T

あー。

清田代表

こういった気持ちの上下運動を「マイナスの世界のジェットコースター」と呼んでいるんだけど、いつの間にか彼女自身もこの構造にハマってしまっている可能性がある。「ひどいことも言われるけど、彼にもやさしいところはいっぱいあるし…」って。

編集T

その心理状態、けっこう危険ですね…。

編集T

Kさんは「彼は実家暮らしだからいまは甘えているのかも。同棲したら変わるんじゃないか」って期待を持っているようなのですが、清田代表から見てズバリどうでしょうか?

清田代表

う〜ん、同棲なんてしようものなら、もっとひどくなる可能性のほうが高いと思う。もっとも、たぶんKさんもどこかで分かっているとは思うんだよね。彼が変わってくれる期待を持ちつつも、半信半疑なのでは?

編集T

実家暮らしだから甘えている可能性はないんですかね?

清田代表

理屈で考えると、実家よりも恋人の家のほうが「気づかいレベル」が高いわけで、実家では何もしない人だとしても、恋人の家ではさすがに少しは家事をやる、ということになると思う。Kさん的には「同棲したら責任感も芽生えるのでは?」と考えているのかもしれないけど、「同棲したらより感覚が実家に近づく」って線のほうがリアルだと感じます。

編集T

言われてみたらたしかに…!

清田代表

もちろん、「実家がものすごく厳しくて甘えさせてくれないから、甘えたい願望を彼女に向けている」という可能性も数パーセントはあるかもしれないけど…。でもおそらく、家でも母親に甘えている状態だと思う。だから同棲をしても、母親の役割を、実際の母親から恋人のKさんにスライドさせていく可能性が高い気がします。

編集T

彼にとって、Kさんはお母さんみたいな存在になってしまっているんですかね?

清田代表

そういう意味では、Kさんの彼はマザコンなのかもしれません。

編集T

え、マザコン…!?

清田代表

マザコンと言うと、つい「お母さん大好き!」みたいなのを想像しがちだけど、「実際の母親が大好き」という男はそんなにいないと思う。ただ、「母親のような機能が大好き」という男の人はめっちゃたくさんいて、それこそがリアルなマザコンだと俺は思っているんだけど…。

編集T

母親のような機能?

清田代表

「俺のことを嫌いにならない」「俺の世話をしてくれる」「俺の言うことを聞いてくれる」「俺のそばからいなくならない」「でも必要以上に干渉はしてこない」とか、そういう機能を女性に求めているというか。

清田代表

身のまわりの世話をしてもらっても、「母親って俺の面倒見るのが好きなんだなー」とか「なんか女って家事とかできるよなー」ってナチュラルに思っているからとりわけ感謝もしない。

編集T

なんて勝手な…! その考えを改めるにはどうしたらいいんでしょう?

清田代表

その感覚って20〜30年かけてインストールされてきたものだから、一部を改善するだけでも5〜10年、完全にアンインストールしようと思ったら20年くらいかかるかも…。

編集T

えっ、そんなにかかるんですか?

清田代表

具体的にかかる時間は人それぞれだとは思うけど、そのくらい根深い問題であることは意識しておいて損はないと思う。「同棲したら変わってくれるかもしれない」「責任感も芽生えてくれるかもしれない」っていうシナリオに期待したくなる気持ちも分かるけど、彼が自主的に変化する可能性はほとんどないと思うんだよね。

清田代表

唯一、解決策があるとしたら、彼がモラハラしているという自覚を持ち、自分の男尊女卑さに気づき、Kさんを頼って一緒にカウンセリングを受けに行くぐらいかな…。

編集T

カウンセリング…!!!

清田代表

自覚を持つくらいじゃ無理だと思うので、それが唯一、彼がモラハラ & マザコン問題から脱却するためのベストシナリオかなと思います。

清田代表

それをリアルに考えてみて無理だと感じるのであれば、Kさんにとってはつらいかもしれないけど、彼と別れる決断をしたほうがいいかもしれません。もちろん、Kさん自身がどこかの時点で「いい加減無理!」ってなるかもしれないから、そうなるまで突き進むのもありだとは思うんだけど、それってすごく険しくて苦しい道だと思うので…。

編集T

そっか…。彼が変わる望みは薄いということですね。

清田代表

もしかしたらKさんに去られたあとに、その喪失感にさいなまれて彼が何年もかけて自分を省みて変わっていくという可能性はあるかもしれない。でも現状、彼を変えるためにKさん自身にできることはほとんどないような気がします。

清田代表

あとは、周りの人たちがもっとKさんと彼の関係に介入してあげたほうが良いと思う。

編集T

介入ですか?

清田代表

Kさんはジェットコースター恋愛にハマり込んでいるわけで、たとえばマイナス10がマイナス8になっただけでよろこびや安心を感じる状態になってしまっている。そんな自分を自力で客観視するのは、なかなかむずかしいはず。そういうときこそ外野の出番なんじゃないかな。

清田代表

Kさんが彼氏の話をするときって、ネタっぽくしゃべってしまうこともあると思うんですよ。彼氏のことを悪く言われるのはつらいので。そういうときに「ヤバいね~」と共感して済ませるのではなく、その言葉によく耳を傾け、「それって具体的にはどういうこと?」といったように質問を投げかけながら違和感を一緒に言語化していくことが大事だと思います。そうしないと、いつまでもKさんはアリ地獄から抜け出せない可能性が…。

編集T

Kさんは思っている以上に、深刻な状況にいるんですね。

清田代表

Kさんは、いまはまだファンタジーのシナリオにすがっている状態だから、事実を通して現実を見つめていくほうが具体的な対策も考えられると思う。たとえば彼の言葉や行動、そのとき感じた自分の気持ちなどを、具体的に書き出して眺めてみるとか。

清田代表

できれば第三者と一緒に議論していくのがいいと思います。自分だけだとなかなか冷静に物事を考えられないので。「彼が変わってくれるかどうか」の可能性は、事実にのっとって現状を整理した上で検討してみることをおすすめします。

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momoyama_shoji

桃山商事
恋バナ収集ユニット。中心メンバーは清田隆之(代表)、森田雄飛(専務)、ワッコ(係長)の3人。2001年結成以来、男女1,000人以上から収集した恋バナをコラムやラジオで紹介している。著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)や『生き抜くための恋愛相談』(イースト・プレス)がある。
WEBサイト/桃山商事 Twitter/@momoyama_radio

GLITTY編集部

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