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まっしろなTシャツを着るなら自分を愛して。ある女優が語る本当の美しさ

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ナチュラルなメイクで弾むように跳ねている。

琵琶湖のある滋賀県高島市で、江戸時代から生産されてきた生地「高島ちぢみ」を使ったカジュアルウェアブランド「BIWACOTTON(ビワコットン)

そのPVに出演しているのは、いま注目を集める個性派演劇集団「ロロ」に所属している女優、島田桃子さんだ。

私たちって、愛され世代

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島田さん「高島ちぢみって、本当にさらさらで、ベタってならないんですね」

じつは寝巻きにしている、と照れながら着心地を語ってくれた島田さん。

まっしろでシンプルなTシャツは、着る人にとっての「美しさ」を浮き彫りにする。だから、彼女にとっての美しさとは何かを、ちゃんと聞いてみたかった。

いかにも昔から自信に満ちていたのだろうと思ったら、意外な答えが返ってきた。

島田さん「いま30歳前後の私たちって、"愛され世代"じゃないですか。ひとつ上の世代はギャル世代で、自分たちが時代を作っていた無敵の世代。だけど、私たちはその狭間でいかにモテるか、愛されるかを研究することを強いられてきた世代だと思うんですよ」

モテるか、愛されるか、というところで、ときどき眉間にシワがよる。

美しい彼女にはかんたんなことだっただろうに、葛藤をにじませていた。

劇団「ロロ」での活躍と年齢の呪い

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島田さんは、日本大学芸術学部の演劇学科出身。

同じ学科の先輩が主催していた劇団「ロロ」の旗揚げ公演を観たのが、劇団に入ったきっかけだ。

島田さん「演者がこの作品をおもしろいと思ってやっているのが伝わったし、実際おもしろかったんですよ。

私が見た旗揚げ公演では、大掛かりな水養生を施した舞台に、どんどん水がたまっていく。最後はじゃぶじゃぶと水に浸かりながら演じている彼らを見て、なんだかすごく素敵だと思えたんです」

「ロロ」の一員として大学卒業後も活躍する一方で、"年齢の呪い"にも少しずつかかっていった。

島田さん「30歳になるまで、私自身すごく年齢にしばられていたんです。何歳までにこうしなきゃ、こうでいなければ、って。当時劇団に属していたけれど、結婚とか、就職のようなしっかりとしたものがほしくて、就職しようと思ったこともあったんです。28、29歳くらいは本当にしんどかった」

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けれど、転機は訪れた。

島田さん「2年前、もう就職しようと思っていたときに、いわき総合高校にある芸術専攻クラスの卒業公演の振り付けをすることになったんです。

それで、すごく感動して。人生でこんな素晴らしいことに立ち会えることはそんなにないなと思ったんです。この先どうなるかわからないけれど、いま就職するのは違うと思いました」

演劇と振り付けをやっていくことにピントを合わせた彼女は、おそらくもう無敵だった。

島田さん「30歳を超えたいま、ああしなきゃ、こうならなきゃという考えは乗り超えて、ラクな気持ちになれました。力が抜けた感じがします。

若いころは男の人がよろこぶ考えかたをしていたと思うけれど、いまなら嫌なことには『ふざけんな』って言えます。

もちろん、ちゃんと同時に『かわいらしくいて、きれいだね』って言われたい気持ちもありますよ。だけど、私はたくましくて、行きづらそうな種類のデモにもひとりで行けちゃうような女性になりたい

絶対に自分のことを「おばさん」って言わない

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言い切る島田さんのかわいらしい目には、美しい決意が宿っていた。自分の考えかたや見た目、生きかた全部がキマってる感じ。

改めて、美しさについて聞いてみた。

島田さん「有無を言わせない顔立ちを持っている人なんて、ひと握り。だから、美人であるかどうかは顔立ちではなくて本人の気持ち次第なんですよ。

自信がなさそうで他人の顔色をうかがっていたら、この子は軽く見ていいって思われてしまう。だけど、『私はこうなのよ! 見て!』って自信を持って輝いている人は本当に美しい。そういうきらめきに勝るものはないんです」

最後に撮影を、と声をかけてまっしろな「BIWACOTTON」のTシャツを手に持ったところで、島田さんはひとつ付け加えた。

島田さん「だから私は自分のことを絶対『おばさん』って言わない。それでコミュニケーションが円滑になったり、保険になることがあるのは分かっているけど、次の世代の呪いになっちゃうから」

島田さんが見つけた美しさは、愛されるためにもがくのではなく、自分が自分を愛すること

そうだよね、と目を合わせてくれた彼女のやさしさに、熱いものがこみ上げる。

***

島田桃子

1988年8月6日生まれ 鳥取県出身。ロロには「15 minutes made ボーイミーツガール」より出演、2015年正式加入。振り付け師としても活動中。

BIWACOTTON

滋賀県高島市で江戸時代から生産されてきた「高島ちぢみ」とその伝統技法を、現代の洋服に生まれ変わらせたブランド。現在MotionGalleryでクラウドファンディングを実施中(2018年9月19まで)

撮影・文/出川光

GLITTY編集部

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