女子の団結力ってすごい。「生理の日」に世界で起こったムーヴメント
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毎年5月28日は、「Menstrual Hygiene Day(生理衛生の日)」。
今年も、女子の生理に関するイベントが世界各地で開かれました。
年に一度の生理の日。世界中で生理についてじっくり考える
生理に対する偏見や誤解を取り払い、正しい理解と知識を深めることを目的とした「Menstrual Hygiene Day」。
ドイツに拠点を構える「Wash United」が、4年前にスタートさせたものです。
2018年のテーマは「No More Limits (制限を取り払う)」。
ハッシュタグにして、生理のあれこれについて赤裸々に語るイベントがSNS上でシェアされ、大きな盛り上がりを見せていました。
アフリカで生理の授業。月経カップの使い方までレクチャー
生理についての教育が遅れているアフリカでは、各学校でティーンの少女たちを対象に勉強会を実施。
生理用ショーツや月経カップについての使いかたも、しっかりレクチャーされました。
女生徒全員に生理ナプキンのプレゼントも。
「恥ずかしい」と感じながらも、みんな表情は真剣。
生理に対する思いは、国籍問わず、すべての女子に共通のようです。
生理用品が買えるのは当たり前じゃなかった
また、世界中から集まったボランティアの女性スタッフたちが、アフリカやアジアの発展途上地域を回って、生理用ナプキンやタンポンを配布しました。
まだまだ世界には、生理用品へのアクセスが容易ではない場所が存在するのです。
生理用品を買うことは当たり前のように思っていたけれど、じつは"贅沢品"だったなんて…。
タンポン税に抗議するイベントも開催
以前グリッティでも紹介した、「Period Poverty(生理の貧困)」やタンポン税に対するイベントも発見しました。
日本女子からすると、どこか遠い国の話のように感じるけれど、これは世界で実際に起きていること。
女子として、知っておきたい事実だと改めて実感します。
ちなみに、5月28日が「Menstrual Hygiene Day」に選ばれた理由は、女子の平均的な生理期間は5日、生理周期は28日だからなのだそう!
なかなか洒落ています。
日本にもムーヴメントがやってくるかも!
「Menstrual Hygiene Day」がスタートしてまだ4年ほどだけど、2017年には500以上の団体がイベントを開催し、その数はどんどん増えてきているとのこと。
まだまだインドやアフリカ、ヨーロッパやアメリカが中心だけれど、今年は日本から近い台湾や中国でもイベントが開催されていました。
生理の沈黙とタブーを破ろうとするムーヴメントは、いま世界で確実に高まってきています。
近い将来、日本で「Menstrual Hygiene Day」がメディアで大きく取り上げられる日が待ち遠しいです。
写真/Shutterstock
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