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かつてイヴ・サンローランが愛した街は、ただ美しかった。UNTITLED BY KIKUNO

UNTITLED BY KIKUNO

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マラケシュの4月は、太陽の光が東京よりも強いように感じた。

夏のような日差しにより暑さは感じるものの、乾燥した少し冷たい空気が流れていて気持ち良い。

日本を出たときはまだ昼間でも少し肌寒いくらいだったので、みんなより一足早く夏気分。

東京の夏はどんなものだったかをなんとなく思い出す。

湿っぽい東京の夏ももうすぐかぁと少し憂うつになる。

建物のほとんどが土壁でできているので、日陰に入るとかなり涼しい!

東京の夏もこれくらい涼しくてカラッとしてたら楽しいのになぁ~。

旧市街・スークへ。120%の力で商品の説明をしてくれるのが楽しい

旧市街の「スーク」と呼ばれる迷路のような市場には、想像していた通りのお店が所狭しと並んでいる。

革スリッパ、スパイスやハーブ、フレグランスオイル、ランプ、それからラグやクッションカバーなど、見たことのないものばかりで目移りしまくり。

店のおっちゃんたちが次々に声をかけてきて、1秒でも立ち止まると120%の力で商品の説明をしてくれる(頼んでない)のがなんだか楽しい。

値段も、おそらく日本で買うより半分以上は安いのかな。

バブーシュ(革スリッパ)なんて、東京のおしゃれなセレクトショップで買えば1足5千円以上はするけど、2足買っても2千円ほど。

私も外履き用に、黒の革に赤いフリンジのついたバブーシュを1足購入した。

みんな24時間いつでもミントティー

とはいえ、スークのなかはかなり埃っぽく、道も狭いのに人が多くて、通るのが大変。

そのうえ、バイクで現地のおっちゃんおばちゃんがガンガン間を走り抜けて行くため、ぶつかりそうになるのを避けながら歩く。

歩き疲れたらミントティーの時間!

モロッコでは小さな銀のポットに入れられたミントティーを、これまた小さな小さなグラスで飲むのが習慣。

イスラム教の方はお酒を飲まないので、みんな24時間いつでもミントティー。

お砂糖がたっぷり入っていて、とてもおいしい。カフェやレストランでは大体150円ほどで飲める。

マケラシュ滞在中の口ぐせは「ラグ見ないと」

マラケシュには6日間ほど滞在したのだけど、ハンドメイドで作られたモロッカンラグの美しさに終始目を奪われてたね。

口ぐせは「ラグ見ないと」。

あまり大きいのは持って帰るのが大変なので、小さめのものを選びに行く。

スークの少し外れにある店...というか、あれは店だったのかいまだに分からないが。

ただ小さな広場にラグやクッションカバーが山のように積まれていて、隣の店の若い兄ちゃんがバンバン「これどう? こっちは? こんなの好きでしょう! KAWAII!」と拙い英語で話しかけてくる。

初めてのモロッカンラグは、ベージュに黒い線模様が入っていて、ところどころに蛍光グリーンとパープルの模様が入っためずらしいものを購入した。

かつてイヴ・サンローランが愛した街

そう、モロッコはラグに限らず、色の組み合わせがとてつもなく素敵なのだ。

建物も、これにこの色を組み合わせるなんて誰が考えたんだろう! と感動するような配色ばかり。

「かつてイヴ・サンローランが愛した街」と言われているのも納得。

鮮やかかつ繊細な色合いの街をずっと夢見てた。

ただ見ているだけで美しくて、毎晩それを思い出してはうっとりしながら眠りについた。

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