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フィービー・ファイロが退任。新生「セリーヌ」はロックテイスト?

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2017年末、モード界を衝撃のニュースが駆け抜けました。

「セリーヌ」が2月から生まれ変わる

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フランスの老舗ブランド「CÉLINE(セリーヌ)」を生まれ変わらせ、数々のヒットアイテムを生んだイギリス人デザイナー、Phoebe Philo(フィービー・ファイロ)。

彼女が、2018年3月に開催されるパリファッションウィークの2018秋冬コレクションを最後に、退任することになりました。

残念に思う一方、気になるのは、10年という長きに渡って偉大な功績を残したフィービーの後任は誰か…。

さまざまな憶測を呼ぶなかでついに今月、Hedi Slimane(エディ・スリマン)が2018年2月1日よりアーティスティック、クリエイティヴ、イメージディレクターとして就任することが発表されました。

記憶に残るデザインばかり。フィービー・ファイロの10年間の軌跡

まずは、フィービー。

彼女のセリーヌは、茶、紺、緑などシックなカラーをメインに、大人のラグジュアリーを表現したデザイン。ミニマムで洗練されていて、まさにモードの楽しみを教えてくれました。

彼女のヒットアイテムとして、代表的と言えるのが「ラゲージ」。

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2010年の発売以来、現在も不動のいちばん人気を誇っているセリーヌのアイコンバッグ。

サイズもカラーヴァリエーションも豊富で、ファッショニスタからの支持を集め続けています。

「ラゲージ」のほかにも、トートバッグの「カバ」、ショルダーバッグの「クラシックボックス」など、ブームになったバッグはたくさん。

また、バッグだけでなく、ファーヒールや左右色違いのサンダルなど、ミニマムなスタイルにツイストを効かせる印象的なシューズも生み出してきたフィービー。

なかでも、バレエシューズが進化した「ソフトバレリーナ」は、どんなファッションとも合わせやすく、かつ日常着をモードに昇華するインパクトがあって革新的。ファストブランドもこぞって似たデザインを発売しました。

個人的に印象深いのが、タートルネックやレザーのトップス、シャツなどミニマムなアイテムに合わせたい大きなピアス。

勇気がいるほどの大きめなサイズですが、存在感が抜群。「おしゃれは冒険」だと、再認識させてくれます。

おまけに、「adidas(アディダス)」のスニーカー「スタン・スミス」も、彼女がコレクションの最後に登場した際に着用していたことで、人気が再燃しました。

フィービーを象徴するアイテムは、もう挙げたらきりがないほど。

こんなに記憶に残るデザインを生み出したクリエイターもめずらしい。

後任はエディ・スリマン。「ディオール」「サン・ローラン」で革命を起こした時代の寵児

そして、フィービーからセリーヌのバトンを受け取ったのが、フランス出身のデザイナーでフォトグラファーのエディ・スリマンです。

2000年に「Dior Homme(ディオール・オム)」のクリエイティヴディレクターに就任。

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ロックをテーマとし、スキニーパンツをメンズに取り入れたエディ。

無駄なくタイトにフィットする作品は熱狂的なファンを呼び、2002年には、CFDA(アメリカファッション協議会)により「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。

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なんでも、あのカール・ラガーフェルドも、エディのデザインしたスーツを着たいがためにダイエットをした、なんて逸話もあります。

2007年に任期満了にともなってディオール・オムを退任後、2012年には「Yves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)」のクリエイティヴディレクターに就任。

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象徴的な「YSL」のロゴを廃止し、ブランドのロゴの字体を変え、さらにはブランド名まで「Saint Laurent Paris(サン・ローラン・パリ)」へ一新しました。

広告キャンペーンを自ら撮影し、店舗のインテリアをモダンなものへ。自ら銘打った「改革プロジェクト」をものすごいスピード実行していきました。

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このハート型コート、一度見たら忘れられません。

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こんなアーティスティックなデザインも手がける一方、ディオール時代から定評のあるレザージャケットは一生ものの上質な作りです。

フィービーによって、ミニマムななかにモード性の高いスタイルで人気を博した現在のセリーヌ。

そのさらりとした存在感は、ロックで少年ぽく、強い個性をもつエディの世界観と一見相反するようにも思えます。

これからどんなケミストリーを見せてくれるのか。

さらにシャープにクールに進化するセリーヌに大注目です。

REFINERY29

写真/gettyimages

神田朝子

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