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部活から帰ってきて観る連ドラが、唯一の心休まる時間だった。坂本真一の原動力

原動力を聞く

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行動を起こす源──。それが原動力。

世間からは「なんで?」と思われることでも、本人に聞くときちんと理由がある。そんな個人の「原動力」に迫ります。

──いま俳優業は舞台中心?

「はい。舞台中心ですね。最近はちょっと声の仕事も始めて。でも、基本は舞台ばっかりですね」

──舞台は楽しい?

「うん。楽しいです」

──失敗とかする?

「ありますね。セリフが飛んだり。もうめちゃめちゃ焦ります。セリフ出てこないときの体感時間はすっごく長いんですよ。そのあとビデオで確認すると、意外とすぐにセリフ出てるんですけどね」

──セリフ飛ぶとか、想像するだけでこわっ。

「ミスしても引きずらないことが大事なんですけど...まあ、引きずりますよね(笑)」

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──ですよね...(笑)。声の仕事って、具体的にはどんなことしてるの?

「癒しのボイスが聴けるアプリがあって、それの『大丈夫編』に出ました。いろんなシチュエーションの『大丈夫』を100パターン収録するんですよ」

──えー!

「収録するときに使うマイクも人の耳の形をしていて、シチュエーションに応じて声をかける角度も変えます。そうすると、実際に再生したときに、本当にその角度から声をかけられているように聞こえるんです」

──どんなシチュエーションがあるの?

「エレベーターが停電で止まっちゃって、真っ暗になったときに言う『大丈夫』とか。いちばんおもしろかったのが、ターザンになりながらの『大丈夫』」

──どういう状況(笑)。

「ターザンってつるにぶら下がって『あ〜ああ〜』って言ってるイメージじゃないですか。そんな感じで『だ〜いじょぶ〜』って言うんですよ(笑)。もうこっちが大丈夫じゃない(笑)」

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──やばい、おもしろい。

「F1に乗っての『大丈夫』もありましたよ。しかも3周目まで(笑)。癒し、笑い、セクシーってジャンルが分かれていたんですけど、笑いの要素がもう攻めてましたね」

──レコーディング何時間くらいかかったの?

「4時間くらいかな」

──4時間「大丈夫」って言い続ける...。

「自分でも途中から何言ってるのかわかんなくなりました(笑)。全部同じ『大丈夫』に思えてきちゃった」

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──ところで、役者になったきっかけは?

「えっと、もともと僕、福岡の高校で野球をやってたんですよ。一応甲子園にもいくようなところで」

──意外ー!

「そのころ部活から帰ってきて観る連ドラがすごく好きで、唯一の心休まる時間だったんです。それで、部活を引退したくらいから、役者やってみたいなって思い始めました。自分が会社で働くっていうイメージがまったく湧かなかったのもありますけど」

──うんうん。

「将来どうしようかなーってぐちぐちしてたら、父親が『とりあえず東京でもいいから大学は行っとけよ』って言ってくれて。僕はそれまで狭い世界しか知らなかったから、思い切って東京行ってみようかな! と思って、大学進学と一緒に上京しました」

──東京での新生活だね。

「でも、大学入ったら入ったで、役者とかせずにダラダラしちゃってたんですよ。んで、大学3年のときに周りが就活してるときに、『俺、そういえば役者やりたかったんだ』って思い出して(笑)。とりあえず養成所に入ってみました」

──へえ。

「それから1年後に事務所に入って、23、24歳くらいから本格的に活動を始めました。両親もやりたいことはやりなよって感じだったんで、反対されることもなかった」

──素敵なご両親。...ねえ、さっきから思ってたんだけど、サカシンさんってめっちゃ肌きれい。

「え、ありがとうございます(笑)」

──普段からケアしてるの?

「そうですね。いろいろ気をつけてますよ」

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──やっぱり。いつから美容に気をつけるようになったの?

「高校で部活してたときは坊主だったし、肌も焼けるしで、ぜんぜん美容には気を使ってなかったんです。でも、部活を引退して、髪を伸ばし出してから、外見のことを気にするようになってきて。もともと肌が弱かったのもあって、母親や姉がいろいろ教えてくれたんですよね。東京に出てきてからも、肌の相談にのってくれたり、情報くれたりしました」

──仲良いんだね。

「僕が東京にきて、離れたからこそ仲良くなった感はありますね」

──あーわかる。

「舞台のメイクも基本は自分でやらないといけないんですけど、やっぱりぜんぜん分かんなくて。だからいろいろ聞きましたね。あと、やっぱり長時間メイクしていると肌が乾燥しちゃうので、舞台の楽屋ではパックをよくしてます。家でもやります。やるときは毎日ぐらいの頻度で」

──ほかの俳優さんもパックしてるの?

「そうですね。みんなけっこうメイク前とかにしてます」

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──すごい女子力が高い現場だ。

「そうかも。みんな休憩中はジェラピケとか着てます(笑)。ジェラピケ男子(笑)」

──みんなモコモコしてるんだ。

「あとは僕、ときどき美容点滴もしてるんです。1回で4、5種類くらい成分を入れられるんですよ。疲れてたらニンニクとか、新陳代謝あげる成分とか。そういう情報交換も楽屋でやってますね。『〇〇クリニックのあれがすごい効くらしいよー』みたいな」

──美意識高まりそう。普段遊ぶのも役者の仲間が多い?

「そうですねー。だいたい役者ばっかりですね」

──大学時代の友だちとかは?

「たまに遊びます。でもみんな会社員なんで、なかなか時間が合わなくて何か月に1回くらいでしか会えないですね。会うと『いつまでもフラフラしやがって』って言われる(笑)。もちろん冗談ですけどね。とか言いつつ、みんな舞台観に来てくれるんです」

──いいお友だちだ。これからどうしていきたいとかある?

「声優にも挑戦していきたいし、映画も出たいですね。もちろん舞台も好きなんで、全部バランスよくやっていけたらいいなと思います。あとは、舞台をやっていて、どの現場でも『この人みたいになりたいな』っていう目標にしたい人がいるんですよ。僕もそんな風に影響を与えられる役者というか、人間になりたいですね。これ僕の今年の抱負です(笑)」

[坂本真一 出演情報]

2018年1月30日(火)~2月4日(日)

舞台『Hi☆Jack!!

築地ブディストホールにて出演

[坂本真一のTwitter, Instagram

>>連載「原動力を聞く」を読む

撮影・取材/グリッティ編集部

GLITTY編集部

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