「GUCCI(グッチ)」が、2018年春夏コレクションからファーを使わないことを宣言しました。

とうとうグッチも。続々と増えるファー不使用のブランドたち

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Business of Fashion」によると、これはデザイナーのアレッサンドロ・ミケーレ氏とともに下された決断で、グッチのマルコ・ビッザーリCEOは「ファーはちょっと時代遅れ」だと言い切っています。

これからは、ファーの代わりにフェイクファーや新素材を使っていくとのこと。

ファーを使わないブランドといえば「STELLA McCARTNEY(ステラ・マッカートニー)」がよく知られていますが、この10年ほどでファー不使用のブランドはどんどん増えています。

たとえば、「Ralph Lauren(ラルフ・ローレン)」は2006年にファー利用禁止を決めているし、最近ではオンラインストアの「Net-a-Porter(ネッタポルテ)」がファー製品を取り扱わないと発表しました

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この流れは法律にも及んでいて、「Fur Free Alliance」によれば、イギリスでは2000年、オーストリアでは2004年に毛皮農場が禁止されています。

さらに、じつは日本でも2016年に最後の毛皮農場が閉鎖されていたそうです。

一昔前はフェイクファーというと手触りがチープだったり、やけに重たかったりして、あまり食指が動かないものでした。

でも、いまはリアルファーのように繊細な風合いを持ったものがたくさん出ていて、しかもたいていはリアルファーよりお手ごろで、クリーニングなどの取り扱いも楽なものが多くなっています。

もう「お洒落をとるか、思想をとるか」の二択ではない

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とはいえ、ファーを避けることは、どこかお洒落より思想を優先しているようなお硬いイメージがあったような気がしていました。

でも、ミケーレ氏のもとでスタイリッシュ全開のデザインをこれでもかと提案し、ファーをポイントにしたローファーやスリッパをヒットさせたばかりのグッチがファー禁止を宣言したことは、かなりのインパクトです。

そうでなくても、「Business of Fashion」が指摘しているように、いまは「お洒落をとるか、思想をとるか」という二択でなく、思想的に納得していないと、どんなにかわいいものを着ていても楽しめないという人が増えている気がします。

でも、もちろん「みんなファーをやめるべき」ということではなくて、ひとりひとりが自分なりの感覚で、納得できる選択をしていけばいいのです。

Business of Fashion, Fur Free Alliance

写真/gettyimages