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エマ・ストーンが同性愛者のテニス選手を演じる。本当にあった「男女の闘い」

エマ・ストーンが同性愛者のテニス選手を演じる。本当にあった「男女の闘い」

アメリカの「フォーブス」誌で、「2017年度もっとも稼いだ女優」のトップにエマ・ストーンがランキングしていました。

『ラ・ラ・ランド』でオスカー女優の仲間入りしたエマ。いまノリにノッている28歳の彼女の次回作が気になります。

1973年に実際におこなわれたテニスコート上の男女の闘い

エマの次回作は、2017年9月22日にアメリカで公開される『Battle of the Sexes』(日本公開未定)。

タイトルにもなっている「男女の闘い」は、なんと実話です。

1973年9月20日にテキサス州ヒューストンでおこなわれた、女性プロテニス選手のビリー・ジーン・キング(当時29歳)と、引退していた元世界ランキング1位の男性プロ選手のボビー・リッグス(当時55歳)の試合のこと。

メガネをかけて髪を染め、ビリー・ジーン・キングを演じるエマ。対するボビーは、スティーブ・カレルが演じています。

伝説のプロテニス選手で同性愛者だったキング夫人

ビリー・ジーン・キングは「キング夫人」と呼ばれ、1960年代から20年以上にわたり第一線で活躍した伝説のプロテニス選手。

1943年、カリフフォルニア生まれ。お金を貯めて11歳のとき初めてラケットを買ってから、23歳で世界ランキング1位になりました。1983年に40歳で引退。1970年代には男女プロテニス選手間の賃金や対応格差に声をあげ、1973年に「女子テニス協会」を設立します。

結婚歴もありますが、1981年には同性愛者であることをカミングアウト。

女性や同性愛者の権利向上のために長年闘い続けた功績を認められ、2009年にはオバマ大統領から大統領自由勲章を授与されています。

歴史の1コマを演じるエマに期待

いまでこそ男女平等が叫ばれていますが、キング夫人が活躍したのはまだまだ男性優位の時代。その時期にこんな男女の闘いがあったなんて知りませんでした。

ふたりの試合は、女性蔑視発言や奇抜な行動で知られていたボビーが、キング夫人に試合を申し込んだことから実現します。

でも、これはテニスコートの上だけではなく、スポーツ界、そして社会全体における差別に女性が立ち上がり、そして勝利の一歩を遂げた歴史の1コマだったのです。

男女同権では進んでいるように思えるアメリカですが、差別がまだまだひどかった70年代の様子は予告編からも伝わってきます。

また、このときから44年後のいまはどのぐらい進歩したのか。そんなことにまで興味がわいてきます。

キング夫人の葛藤や努力、女性の期待を背負って試合に臨んだ様子は、ぜひともスクリーンでじっくり観たいところ。エマが、キング夫人の熱意やプレッシャーを見事に演じきってくれるはずです。

70年代のレトロなファッションも楽しみ。テニスのラケットが木製なのに感動してしまいました。

Forbes, People, Washington Post

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Writing byぬえよしこ

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