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趣味に週末をぶっこむガチ女子勢。でも、結婚したい。

でも、結婚したい。

趣味に週末をぶっこむガチ女子勢。でも、結婚したい。

東京のアラサー女性は大きくわけて3種類。

仕事ガチ勢、趣味ガチ勢、ノンガチ勢。仕事ガチのバリキャリ女性は「恋愛に割ける時間がない、情熱もない」「仕事第一だと男にドン引きされる」と悩んでいますが、趣味ガチ勢も同じような悩みを抱えています。

「土日は趣味に割く時間だから、正直デートに割く時間がない」

「たいして好きでもない相手と2時間デートするぐらいなら、趣味に使う方がコスパがいい」

「趣味に毎月10万ぶっこんでるというと、ドン引きされる。もっとゆるくやれば? って言われた」

スポーツや料理、漫画など、男女比がそれほどない趣味ならまだしも、ウィスキー、プロレス、ミリタリー、ドライブ、自転車、SF・ミステリー好きといった、男っぽい趣味を持つ女性だと、悩みはさらに深くなります。

「女の子なのにすごいね」と言われましても

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趣味の集まりで男性が多いと、必然的に女性は目立ち、声をかけられます。

「好きな趣味の話ができて出会いも豊富でモテて言うことナシでは?」と思うかもしれません。たしかにそのメリットはありますが、それ以上にうっとうしい思いをすることも事実。

よくあるのが「女=にわか趣味の初心者」という勝手な思い込み。

「◯◯ちゃんはまだ高校生のときの話だから知らないだろうけど、この作家はかつてこういう雑誌にこんな作品を書いててねーとか言って説明されるけど、私、中学生の頃からその雑誌に読者投稿する愛読者だし、創刊号から全部持ってるからトーゼン知ってるけどなにかって感じ」

「へえ、女の子なのにアイラなんて飲むんだ、変わってるね〜って言われたから、大学生のときにアイラ島の蒸留所、全部まわったことありますよって言った。女なのに、って失礼だよね」

「女の子なのにすごいね」と褒めて、会話の発端にしようという意図はわかりますが、こういう発言は「女=男より知識や情熱が下」と思っていなければ出てきません。「褒めてるつもりだけど見下してる」ってこと、趣味界隈だと、本当によくある。

しかもこういう人に限って、だいたい知識がまちがってるか、中途半端で浅いもの。男性には威張れないレベルだこそ、「女」というめずらしい相手、そして下に見ることができる相手に絡んできます。

「元彼の影響? 父親の影響?」という質問をやめてくれ

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さらに「女がこんな男みたいな趣味を好きなわけがない」「女が男の趣味を本当に理解できるはずがない」という思い込みもあります。

その代表例が「男の影響で好きになったんでしょ?」という質問。

「私、小さいから血湧き肉躍る戦いが大好きで、戦隊モノが大好きだしマスクも好きだからプロレスファンなのに、だいたいのおじさんが『元彼の影響? え、違うの、じゃあ父親の影響?』って聞いてくるからマジ疲れる。誰の影響も受けてないし! 私が自分で好きになったのに! 女が自主的に選ぶってことがぜんぜん想像できないらしーよ、やんなっちゃうね」

「女が自主的に好きになるものではない」→「男からインプットされたものに違いない」→「元彼か父親の影響?」という思考の流れです。ここには前提として「女は男に影響されるもの」という思い込みも入っています。

趣味を愛しているだけなのに疲弊する

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このようなうんコメントにさらされていない趣味ガチ勢女子(とくに男性が多い趣味)は皆無でしょう。

「ああ、またか...」「出たよ自称・古参おじさん...」「はいはい知識マウント、知識マウント」と流そうとは思っていても、うんコメントはうんコメント。完全に流し切ることはできず、少しずつ心に溜まってよどんでいきます。

そして疲弊しているところに、さらに外部内部から追いリプがきます。

「おじさんは若い人とコミュニケーションしたいんだよ。とっかかりがないからそういう話から入るんだよ。悪気はないから許してあげて」

「おじさんに花を持たせてあげて、軽くいなせばいいんだよ。それがいい女だよ」

こういう「励ましているようでダメ出ししてくる」脳みそおじさん擁護勢は、男女問わずたくさんいることが、さらに疲弊を募らせます。

「女だからというだけでマウンティングされて疲れた」と言ってるのに、「我慢しなよ」というこの理不尽さよ。

趣味への愛を裏切れない。でも、結婚したい。

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彼女たちは趣味人としてのプライドを持っています。自分の好きなことで、嘘の発言をしたくない。自分の愛を軽視するような行動をとりたくない。

初心者時代ならたしかに「すごいですね〜」ということは苦痛でもなんでもないかもしれませんが、彼女たちは何年も時間と情熱を趣味に注いできた古参兵です。

ガチ勢であればあるほど、1万年前から知ってるようなことに「知らなかったです〜」「教えてくれてありがとうございます〜」と言うことに躊躇するのはトーゼン。

自分が好きなことを追いかけているだけなのに、女というだけで「女がわかるわけない」「女が選ぶわけない」「女が自分より詳しいわけがない」という決めつけのもと、コミュニケーションをされる。これがどれほど彼女たちの心を疲弊させることか。

さらに「おじさんを流せないレベルの女」というダメ出しも入ってくると、彼女たちはどんどん自己評価を下げていきます。

普通の男性に引かれるような趣味を選んだから、恋人ができないのかも。

男性に花を持たせてあげられない女だからダメなのかも。

小さいことでイライラしている自分の心が狭いのかも。

知識マウンティングされるのが嫌な自分は、結婚に向いてないのかも。

そうして「恋人ができない自分はダメな女だ」「結婚できない自分はダメな女だ」「こんな趣味を好きだからなのか」と、「趣味を愛している自分=女としてはダメだ」という図式にはまってしまいがち。

情熱を持つ女性は輝いている。うんこ男はその炎で燃やせ

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しかし、「趣味を愛している自分=女としてはダメだ」と思う必要はありません。なぜならこの図式には「趣味は男に引かれる」「恋愛・結婚をしていない女はダメだ」という前提があるからです。

でもその前提、本当に合ってるの?

たしかに、そのガチぶりに引く男性はいるのかもしれません。そういう層はマジョリティかもしれません。

しかし、情熱ファイヤーな女性に引くような男性と、恋愛したいのでしょうか? 結婚できるのでしょうか? 彼らに好かれることで何かメリットがあるのでしょうか?

ないのなら、別にそこはバッサリ切り捨てていいはず。

情熱は、体の内側からモリモリ湧き出てくるエネルギーなので、偽装するのははっきり言って無理です。エネルギーは適切に発散するに限ります。ムリやり蓋をしたら炉心融解して爆発四散するのは目に見えている。

私は、趣味にせよ仕事にせよ、何かに情熱を傾けている人が大好きです。彼ら・彼女らの目は輝いているし、ものすごく魅力的だと思います。その魅力をわざわざつぶすなど、骨頂オブ愚かネス。

なので趣味ガチ勢女子が疲れているときは、「気にすることないよー流しとけばいいんだよー」なんて絶対に言わず、「趣味を愛する◯◯ちゃんほんと好き」と、情熱を持つ人間への愛と尊敬を語るようにしています。

うんコメントは流すものではなく、愛と情熱で燃やしてバスターするのが一番って信じてる。

撮影/出川光

Writing byぱぷりこ

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