会社を辞めてフリーランスになった今だからこそ、オフィスワークの良かった部分がたくさん見えてきました。

平凡な会社員でいることの不安

同期の友だちが独立して起業したり、やりたいことを仕事にするためフリーランスになったりすると、「私はいち会社員としてこのまま平凡に働いていていいのかな」と不安になっていました。

会社に属さない働き方の方が、自立していて視野も広がるように見え、自由がきかない会社員なんて、ただの社畜だと思っていました

フリーランスにはない、オフィスワークならではの魅力

ところが実際に会社員からフリーランスになってみると、会社に出勤して働くからこそのメリットが、いくつか見えてきました。

1. すべての無駄話は財産

打ち合わせから同僚との何気ないお喋りまで、強制的に多くの人と会話をすることは、自分ひとりでは絶対に仕入れない情報を、他人が勝手に持ってきてくれるということ。

会話の中で、自然に世間の話題やトレンドを収集しているのです。

フリーランスにはこれがないので、自分で多くの人と話す機会を積極的に作ります。経営者やフリーランスが昼間からおしゃれなお店でランチを楽しむ背景には、情報収集の意味が多分に含まれています。

2. 嫌いな上司、同僚は仕事の肥やし

会社員は、同僚や上司、部下を選べません。どうにも相性が合わない人と働くことも多々あります。この経験は、十人十色の考え方に対応するスキルを磨く機会になり、自分が管理職になって人を育てるときの糧になります。

フリーランスになると、自然に自分が好むタイプの方々と仕事をするようになります。それはそれでストレスにならずいいのですが、より大きな仕事をしていくのであれば、自分と考え方や性格が違う人ともビジネスできるコミュニケーション能力がマストです。

3. 会社員には会社員の自由がある

フリーランスは自由でいいよね、って言われます。たしかに始業時間も終業時間も自分で決められる点ではそうです。ただ、働いた分しか収入が入りません。業種によっては休日返上も珍しくなく、休日に働いても手当が出るケースはあまりありません。

一方の会社員は、労働の対価として収入が(基本的に)保証されます風邪で会社を休んでも、有給やシフト変更などで減給を回避できます(勤務形態、企業により状況は異なります)。

そのなかで、遊んだり学んだりといった人生経験を増やせる。なかには会社が資格取得を援助してくれる場合もある。このことは、フリーランスになったいまになって思えば、とてもありがたいことでした。

もちろんフリーランスにもフリーランスなりの魅力がありますが、同じように、オフィスワークにも、会社にいるからこそ得られるものが沢山あります。会社員時代は意識していませんでしたが、いまは本当にありがたい環境だったと実感しています。

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